Pests and vermin
ダニの種類は非常に多く、全世界で2万種いると言われています。また形態や生態も非常に多様性に富むことから分類群も多系統である。
その為、「分類」や「亜目」を省略し、よく目にする種だけを掲載します。
☆民家からの依頼の多い種
ネズミなどに寄生する吸血性のダニで、体色は灰白色。体長は0.5㎜~1.0㎜程度。本来、寄生している個体の血を吸い、
生きていますが、その個体が死んだり、他場所へ移動した場合、血を吸う相手がいないと人の血を吸う場合があります。イエダニは血を吸うと赤黒く丸く膨らみます。
刺されると激しいかゆみにおそわれ、人によっては小水疱もできます。
強いかゆみの為、かきむしり細菌による二次感染を引き起こす場合もあります。
体長0.7㎜~0.8㎜程度。体色は乳白色。
昨今の密閉性の高い住宅やコンクリート住宅などによく見られます。
ツメダニの餌となるチリダニやコナダニなどが増えるとツメダニも増えます。
刺されて2~3日してから赤く腫れてかゆくなるのが特徴です。特に腕や股、腋の下、首や胸など体のやわらかい部分がよく刺されます。
体長0.3㎜~0.4㎜程度。体色は乳白色。
家屋内でよく見られる吸血しないダニ。人のフケやアカを好んで食べます。
☆山の中や草むらに住む種
最近、媒介が確認され、よく話題に上がる非常に危ない種です。
市街地ではなく、山歩きやペットの散歩、草木に入った時などに媒介する為、気が付かずに発見が遅れることが多い。
唾液内に含まれる成分の麻酔効果により自覚症状がないのが多いです。
通常の大きさは2㎜~3㎜程度ですが、血を吸うと1㎝くらいまで膨れ上がります。
嘔吐、下痢、頭痛などの症状を引き起こし、最悪の場合、死亡に至ることがあります。
風疹に似た症状で、発熱や発疹が起こります。
ネズミなどが持っている病原体ポレリアが感染することによって起こる病気です。
傷口あたりから赤い斑点が現れ、寒気、発熱、嘔吐、頭痛などの症状が現れます。
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